11月6日の日記「にこにこまつりへようこそ」 4月のこと。ひなさんが入園した幼稚園の役員に任命され、1年の計画を立てるはじめての会合に臨んだみきさん。帰宅後、そのときの様子をうれしそうに報告してきました。 「秋のイベントでフランクフルトの担当になったよ。どう?」 「いいに決まってるじゃん! フランクフルトだよ!? 何がどう凄いのかさっぱり理解できないのであれこれと話を聞いてみると、秋のイベントは幼稚園の文化祭のようなもので、お祭り好きのみきさんとしては母親役員による模擬店を担当したかったとのこと。中でもカレーライスやみたらし団子焼きとは違って準備や調理が最もラクチンそうなフランクフルトが密かな一番希望で、役員全員の抽選の結果、見事にその役を引き当てたのだとか。 どうでもいいけど、お祭りしたいのかサボりたいのかどっちですのん? そんな訳で、フランク当選から半年。秋のイベントこと「ニコニコまつり」の日がやってまいりました。 みきさんはまだひなさんが眠っている間に張り切ってフランクを焼きにでかけていきました。
■ ■ ■ 文化祭なので登園時間は自由です。ゆっくりおきてきたひなさんと二人でのんびりと幼稚園へ。会場はすでにたくさんの来場者でにぎわっていましたが、グラウンドに来客が集中していた運動会とはちがい、園庭から教室内、体育館の中といたるところでイベントがひられていて全体的にゆったりとした雰囲気です。そこで、その一つひとつを楽しむことにしました。
このほかにもゲームやお店が盛りだくさん。大学の学祭顔負けのプログラムが用意されています。 準備から当日の運営まで担当した役員のお母さんたちは一体どれだけのアイデアや労力をこの一日のために注ぎ込んできたのでしょう。その苦労を思うとフランク焼くだけのみきさんが「ウヒョウヒョ♪」と喜ぶ訳がわかったような気がします。
そのフランクですけど「ママが焼いたんだよ」とひなさんに渡したら「いらない」といわれました。失礼なヤツめ。 ■ ■ ■ こうして、朝から夕方まで秋の一日を十分に楽しむことができ、ひなさんも大満足です。まだ後片付けが残るみきさんを置いて二人で幼稚園を出発し、その足で向かった先は床屋さん。だって前日にみきさんが自宅散髪で大失敗して、ひなさんの髪型が大変なことになっていたんだもの。
今後、ひなさんの髪が伸びたときは早目に床屋に行くことを原則として、どうしてもやむを得ず自宅で切る場合でも、いろんな人といっぱい会うことがわかりきっているイベントの前日には自重するようにと、みきさんに厳重注意をしておきましたよ。ええ。
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