10月16日「運動会だ! 今度こそ」 小学校の同級生と先日、久しぶりに街でばったり出会ったときのこと。 「もうすぐだと思うけど、運動会は大変だよぉ」 「その万博でみんな行列慣れしてるから、
などと、笑っていたのは1か月前の話。 全部本当の話でございました。 雨で一日延期になった運動会。忙しく行き来するシャトルバスを横目に見ながら、われら親子3人は決められた集合時間に幼稚園に到着しました。時間は午前8時30分。しかしその時点ですでに園庭はトラック部分を囲んで敷き詰められたレジャーシートで隅々まで埋め尽くされているではないですか。そして最前列にはビデオカメラを構えたお父さんたちが張り切ってスタンバイしております。 聞けば、徹夜組は前夜7時から並んでいたのだとか。 このままではお弁当すら食べることができません。なんとかグランドを遠く離れた遊具の下に安住の地をみつけたものの、遊具の上を子どもが歩くと雨水やら泥やらがバラバラと降ってきます。当然、お遊戯にかけっこにがんばる子どもたちの様子など見ることは叶いません。 考えてみれば、ここは街一番のマンモス幼稚園。園児数が1学年150人、合計450人いるとして、その両親にオプションとしてじいじ・ばあばがやってきていると考えると、決して広いとはいえないこの園庭は一体何人の人を飲み込んでいるのでしょうか。 などとぼんやり考えているうちに始まる運動会。
先行きに不安を感じつつ、最初のひなさんの出番はお遊戯「踊るポンポコリン」。 そして軽快なマーチに乗って入場してくるひなさん。しかしその立位置は・・・。
おっ。なかなか頑張ってるじゃないか! 1番ではないけど2番くらいかな? よういドン! カ、カメラが間に合わない! あっ、遅い! なんて足が遅いんだうちの子は! 写真も撮れず、ひなさんの親譲りの足の遅さも思い知らされ、いろいろなモヤモヤが心に残る、ある意味密度の濃い10秒間でしたね。 と、ここまでで午前中のプログラムは終了。
すっごく恥ずかしくて気乗りはしないのですが、仕方ありません。 席に戻ると、なにやらみきさんが怒っています。 みき:「キミたち踊る場所が悪すぎ!」
なるほど、どこにいるかわからないね、僕たち。 こうして、ひなさんの初めての運動会は結局ロクな記録を残すことができないまま、閉会のときを迎えました。赤組、白組の対抗戦があるわけでもなく、がんばったみんなに金メダルをプレゼントという、いかにも最近の運動会らしいエンディング。雨で延期にはなったけど、今回は病気をすることもなく元気に楽しく1日を過ごせたので、よかったのではないでしょうか。
ところで、来年の運動会に向けて今から宣言しておきますが、わが家は絶対徹夜で場所とりなんかしませんからね。家族そろって朝弱いし、インドア派だし、人ごみ苦手なんですから。
|
||