9月25日の日記「さよなら万博」

愛・地球博こと愛知万博が終わろうとしています。

開幕前は全国的な知名度の低さに「ローカル博」などと陰口をたたく人もいましたが、そこはさすがに国家事業。来場者は尻上がりに増え続け、閉幕直前の今は毎日20万人を超えることが当たり前となっています。

最終的には2200万人に迫ろうかという来場者にまじって、このサイトの常連さんにも博覧会に来場するという方がいらっしゃって、そのうち何人かの方と会場内や周辺の場所でお会いする約束をしました。なにしろ貧乏性なので近くまで来てると聞くとお会いしないともったいない気がして仕方がないのです。

これまでにも何度か万博の思い出を日記に綴ってきたこのサイト。今回は全国から遠路はるばるやってきた常連のみなさんとの交流の記録を紹介することで、このサイトなりに半年間の大騒ぎをしめくくることにしましょう。

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北陸代表 もるさんファミリー
来訪メンバー:もるさん、旦那さん、こっぷくん、ウキちゃん
名古屋出身のもるさん。里帰りにあわせて一族のみなさんとご来訪。ひなさんが出発前に昼寝をしてしまい到着が遅れるうちに、もるさん念願の「夢見る山」の予約時間が迫ってきて、結局出会いは一瞬。天気は雨。寝起きのひなさんの機嫌は最悪でままならない交流タイム。などと思っていたら、いつの間にかクール&男前のもるさんの旦那さんとみきさんが親しげに談笑しているじゃないの。

お正月のオフ会ではほとんどお話をされなかった旦那さん(注)の氷のハートの扉をもこじあける、おそるべきは田舎者みきさんの無遠慮さフランクさです。
(注)この件に関しては全く人の事は言えなくて、お正月のオフの後に、実物は寡黙だともるさんに指摘をされておりました。お笑いをやってるネット上のキャラとのギャップがある分、こちらの方がタチが悪いといえましょう。

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大阪代表:にっしゃんさんファミリー
来訪メンバー:にっしゃんさん、はやとん
サイトオープンからずっと仲良くしていただき、何かとお世話になってているにっしゃんさんと会場で初めてお会いしました。はやとんはひなさんと同じ2001年10月生まれ。かねてから「どことなく似ている」と定評があった二人ですが、注目の直接対決では偶然にも着ている服までかぶっていてまるで双子のよう

ひなさん:「ピー!」
はやとん:「ピー!」

男の子らしくさっそく挨拶がわりのスペシウム光線を発射しあう二人。その後も壁面に体当たりしたり、一緒に寝そべってウルトラマンの飛行ポーズを真似したりと、同じ姿形をしているだけあって妙に波長が合うようです。それにしてもこれくらいの子って一言も会話を交わさなくても仲良く遊べるんだね。

しかし、にっしゃんさんは出口で旦那さんたちを待たせながらムリに時間を作ってくださっていたので、ひなさんたちの楽しいシンクロタイムはあっという間に終了。
あまりに早いバイバイがショックだったらしく、物影に隠れて座り込みスネるひなさんを困ったような表情で見つめるはやとんが印象的でした。

またいつか、今度はこちらから会いに行くからそのときまでひなさんのことを覚えていて欲しいものです。

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兵庫代表:マメ(ゾウ)さんファミリー
来訪メンバー:マメ(ゾウ)さん、ヒゲトウさん、
       ヒナコちゃん、アキトくん コマメ3号ちゃん

偶然、宿泊先がわが家から一番近いホテルだったこのご一行様とは、万博帰りにわが家から一番近い洋食屋さんで待ち合わせ。ヒナコちゃんもはやとん&ひなさんと同じ2001年10月生まれ。名前も似てるので「ヒナッ!」と呼ぶと二人同時に振り向くのが愉快、愉快。やはり波長が合うのかあっという間に仲良くなった「ひな&ヒナ」でしたが、いきなりビームを発射しあったはやとんのときとは違って、今日のひなさんおしゃべりで勝負するようです。

ひなた「アメタ」
ヒナコ「アメタ?」
ひなた「ガロリ」
ヒナコ「アハハハ ガロリだって!」
ひなた「ゴンゴロ」
ヒナコ「アハハハハ!」

暗号? ひなさんが何を言っていて、ヒナコちゃんが何を面白がっているのかさっぱりわかりませんが、とりあえず心を交し合っているらしいふたり。

ご飯も終わり、帰り際の駐車場でひとしきり駆け回って遊ぶ「ヒナ&ひな」。はやとんのときのようにスネることもなく、笑顔でバイバイをしました。

そして、家に帰るなりひなさんが「これ、はって」と持ってきたのは「BKよい子シール」の中でこれまで一枚も貼ったことのなかった「友だちができたシール」。

なかよしになれた事が本当に嬉しかったんだね。
という事でヒナコちゃん。ひなさんにとって初めてのお友だちらしいですから(はやとんは?)、また遊んでね。なんなら許嫁でも可です。

あと、マメさんたちが万博に来てから1か月以上たちますが、

「ヒナコちゃんのパパ、ヒゲだったね。ヒゲだけだったね。オオヒゲ」

と、いまだにひなさん、パパさんのヒゲが忘れられないようです。申し訳ありませんが、今度お会いするときまでヒゲは伸ばしておいてください。

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関東代表 おきゃんさんファミリー
来訪メンバー おきゃんさん、殿様(ヒゲ)、王子くん

おきゃんさんたちの万博観覧の翌日に名古屋三越で待ち合わせて優雅にアフタヌーンティータイム。おきゃんさんとお会いするのは4回目ですが、今回の主役は何といっても昨年の末に誕生した王子君(0歳児)。以前にメールなどで拝見した写真では目がぱっちりしていてママ似という印象を抱いていましたが実物は想像よりも男の子らしく、モジャパパさんからの遺伝でしょうか生後8か月にして実にしっかりした髪の毛がオシャレにツンツンと短く切りそろえられている様子に思わず、

「ホリ○モン」

という単語が脳内に浮かんでしまったのですけれど、それはさすがに失礼かなと思ってその場で口に出す事は思いとどまったものの、ついココに書いてしまいました。おきゃんさんゴメンナサイ。それにしても王子クン、同じくらいのときのひなさん(ぼんやり)と比べて随分くっきりした男前です(フォローではなくマジで)。将来どんなヒゲモジャ美青年になるか、今から本当に楽しみですね(だからゴメンナサイ)。

おきゃんさんから12色クレヨンをプレゼントしてもらったひなさん、帰りの電車の中で「クレヨンでおきゃんちゃんにおてがみかく」と宣言。
おうちに帰ってから生まれてはじめての絵手紙を描きましたとさ。

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ネットで知り合ったみなさんと直接お会いするときには、不思議なドキドキ感があります。もともと観光スポットが多い地域ではないので万博がなければ今回のように一度にいろいろな人が遊びに来てくださることはなかったでしょう。

今度はウチから全国を漫遊してみなさんにお会いしにいく番なのでしょうが、ご存知のように出不精な家族ですから、どれだけ実現するのやら。

そう考えると万博の存在は本当に大きなものだったと実感します。なにしろこの半年間はすべてのレジャーを万博でまかなってきたのですから(近いしお金かからないし)。

思えば、地元に住む僕らにとっては会期中半年間だけのものではなく誘致決定から十数年も待ちわびたイベントでした。それが日々の暮らしの中から消えようとしています。涼やかに吹く風に感じる秋の気配が例年にも増して寂しく胸に染みる9月の終わりです。

 

 

          

 

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