7月7日の日記「七夕さまさま」

ひなさんが通う幼稚園で七夕のイベントがありました。
年少から年長まですべての園児たちが運動場で日ごろ練習したお遊戯や太鼓の演奏を集まった父兄たちの前で披露する集いです。

先日の「父の日参観」では開催1週間前に熱を出して、ぶっつけ本番で当日にのぞんだひなさんですが、今回は10日前に発熱しやがりました。で、例によって見た目は元気そうなんだけど、熱だけ下がらないという煮え切らない状態が続き、今回もほとんどぶっつけで七夕イベントの日を迎えてしまったのです

この尋常ではない勝負弱さは何なのでしょうか。
お医者さんによると、ウチのように自宅の室内中心に暮らしてきた子どもが、集団生活が始まり外界との接触が増えることで、時にこのような現象が発生するのだそうです。こうなると親にも責任が大いにある話ですが、何もこのタイミングじゃなくてもいいじゃないか。

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さて、病み上がりのひなさんは父の日を大きく上回る不機嫌で、号泣しながら無理矢理バスに乗せられて園に向かっていきました。時をおいてみきさんと園にでかけると、子どもたちが作ったきれいな笹が飾り付けられた運動場にはすでに沢山の保護者のみなさんが集まっています。

 
子どもたちの願いを込めた笹飾り。

意外だったのは、その中にお父さんたちの姿もかなり多かったこと。平日だってのに仕事は大丈夫なのだろうか。などと、自分のことを棚にあげてぼんやり考えていると、役員の仕事のため室内に行っていたみきさんが戻ってきました。

「ひなが『おとうさん、おとうさん』って泣いてるよ」

ありゃ。結局、不機嫌は治らなかったんだね。

果たしてイベントが始まり、軽快なマーチにのって入場してきた年少さんのたちの列の中で一人だけ泣きべそかいてひどい顔の幼児・・・まさにそれがウチの子でした。

それでも音楽にあわせて健気に踊っているじゃないかわが子よ。

 
微妙に振り付けが他の子と違うけど、がんばれ。

 

出番が終わってもひなさんは泣きやみません。近くに行ってやりたい気持ちを抑えて遠くから様子を伺っていると、周りにいる子どもたちがポッケからハンカチを取り出し、寄ってたかってひなさんの涙をぬぐい慰めてくれているようです。

「やりすぎ! こすりすぎ!」って先生に注意されてたけど、ひなさんよいお友だちに恵まれているようで、ホッとしました。

その後、すべての出し物が終わり、クラスごとに教室に帰る頃にはひなさんの機嫌もすっかりよくなり、保護者と一緒に出されたスイカをペロリと平らげて、この日のプログラムは終了です。

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帰り際に子どもたちが作った笹飾りを一枝ずつに分けてもらって帰ったのですけれど、先生に代筆してもらったと思しき短冊の内容に納得できないものを感じたので、一応記録しておきます。


「おかあさんみたいに やさしくなりたいな」

さっきまで、あれほど「おとうさん、おとうさん」って号泣してたくせに、ここではおかあさんですか。君も知っているとおり、おかあさんは目標にするほどやさしい人ではないぞ。大体、当のみきさん本人が「ひなさんがこんなこと言うとは思えないから、先生が適当に書いたんじゃない?」って言ってるよ。

このひなさんの願いが来年、再来年の七夕イベントではどのように変わっていくのでしょうか。これも今後の楽しみにしていきたいと思います。

 


【余談】
今回、イベント前に発熱してしまったひなさんを病院に連れて行ったときに、診察のついでに、ひなさんの血液型をはじめて検査することにしました。

さて、注目のひなさんの血液型は・・・



 B型(RH+)

・・・やっぱりそうですか。おとうさんと同じO型を希望していたひなさんが何だかションボリしてるけど、ゴメン、この検査結果には驚きの気持ちはわいてこないよ。だって、日ごろのひなさんの行動パターンは本当に見事にみきさん(B型)のコピーなんだもの。やっぱり遺伝力強いなあ、みきさんの家系は。

みき:「O型の人はB型の人の面倒を見る役目なんだよね」

 

やかましい。

 

 

          

 

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