4月1日の日記「ビューティフルネーム」

最近、仕事が慌ただしくて帰りが遅くなりがち。あまり一緒にいられる時間がなくて、ひなさんが欲求不満気味のようです。夜、帰宅するのを待ち構えていて、絵本を読め、おもちゃで遊べとせがんできて、晩ごはんを食べるのもままなりません。

それでも猛烈にお腹が空いているので、なんとかひなさんのご機嫌をとらなけれないけません。そこで食事をしながらでもひなさんと遊ぶ方法はないかと周りを見渡すと、目に留まったのは食卓の上に置いてあった小さなネコのぬいぐるみ。その瞬間、よいことを思いつきました。


     ネコ

「ねえ、このネコの名前を考えてみて?」
言葉はかなり自由になったとはいえ、まだ3歳児。「名づけ」は幼児の頭脳にはかなり高度な作業のはず。首尾よく難しく考えこんでくれればしめたものです。

「なまえ?」

「そう、名前」(考えろ、考えろ。その間に飯を食うから)。

「う〜んとねぇ・・・サーパー!



    命名 サーパー

サーパー!? 予想に反してノータイムでの回答。しかも西洋人みたいなカッコイイ名前じゃないか。ご飯の用意をしてくれているみきさんと思わず顔を見合わせました。じゃあそのイヌの名前はなんていうの?

「パーガス!」

これもカッコイイ名前だ。ひょっとして、ひなさんは言葉や名前に対する妙なセンスがあるのかもしれません。そろそろ夕食の準備が整ってきていましたが、もう少し確かめてみましょう。ひなさん、このトウフの名前はなんていうの?

「ゴンガツ」

あそこにあるクレヨンは?

「ペンガツ」

この頃になると、ひなさん名前を考えるのが楽しくなってきてしまっています。
「こんどは、テレビの名前何? ってきいて」
と、質問をせがんできます。じゃあ、テレビの名前は何?

「ダイガンテレビ! つぎはおさるのなまえきいて?」

おさるの名前はなに? 
・・・って、しまった、このままじゃご飯食べられないじゃないか。

以下はその後ひなさんが名づけたものの一部です。

 おさるでんがんおさる

 レシートねんかんれしーと

 でんわでいごでんわ

 マフラーダイマフラー

 カレーライスガイドリカレー

うーん、サーパーとパーガスはカッコよかったけど、後は今ひとつパっとしないなあ。

そうだ、これの名前は何?


     コ レ

 

「・・・つちのこ」

あっ、これはそのままなのね。

「つぎは、あの おかあさんのふくのなまえを聞いて?」
「はいはい、じゃあ、あそこにかけてあるみきさんの洋服の名前は?」

「だいふく!」

ああ、やっぱりキミはここでオチをつけるんだね。

ってなコトがあったのが先週の話。年度末が近づくにつれていよいよ帰りが遅くなって、ここんとこ帰宅時にはひなさんはぐっすりです(ついでにみきさんもぐっすりです)。

こんなコトで子育てサイトを続けていくことができるかどうか、不安にもなりますが去年もおととしも同じようなことを言っていたような記憶がありますから、まあ多分大丈夫でしょう。

ということで、本日で3周年の「ぼくこども」を今後ともよろしくお願いします。

 

 

 

          

 

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