1月23日の日記「小悪魔」 年が明けてから仕事が慌ただしくなってきて、毎日の帰りも遅く休日出勤も増えてきました。実は先週の金曜日が誕生日で、早く帰って3人でケーキを食べようと約束していたのですが、要領よく仕事を片付けることができずに結局帰宅した時には夜の9時を回っていました。 ★ ★ ★ 家につくとひなさんはまだ起きて待っていてくれました。 しかし再生スイッチを押した後に始まった映像には、悲壮な表情を浮かべ予想もしないことを語りだすひなさんの姿が記録されていたのです。
「おとさんと くらしたいのぉ!
確かに一緒にいる時間が少なくなっていることを不満に思っているのは知っていたけど、そんなにも思いつめていたのかひなさん。 ところがこの迫真のビデオ、実は「やらせ」であったことをウソがつけないみきさんがその後すぐに打ち明けてくれました。いや、ひなさんがこれら一連のセリフを自ら口にしたことは事実なのですが、それはこのビデオを撮影する直前のお風呂の中での事で、それを面白がったみきさんがビデオをまわして同じ事を言わせたのだとか。ちなみにビデオの最後でひなさんが小さく頷いていますが、これはみきさんからのOKサインへの反応だそうです。
いやあ、ひなさんすごい演技力だな。 ★ ★ ★ さて、その後お風呂に入るために浴室に向かっていったら、とたたたた、と走りよってきたひなさん、無言で「ひしっ」と腰のあたりにすがりついてきたかと思うと、僕の顔を見つめてポツリと一言。
うおおっ! つくづくひなさん男の子でよかったよ! もし女の子だったら将来嫁に出すときにこの思い出を胸に、「キサマにムスメはやらん!」とか言っておとさん一悶着おこしちゃうよ。きっと。 ★ ★ ★ こんな風に、父親に対する愛情表現を素直(?)に表現してくれるひなさん。できたらお母さん(みきさん)にも同じように愛情や感謝の気持ちを言葉や態度に表してくれないかな。 「ふとっちょ」とか「まるい」とか憎まれ口ばかり叩いてないでさ。
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