10月31日の日記「顔面機関車人トーマス」 みきさんがいわゆる仕切り屋だということは、結婚式の準備をしているときぐらいから、その主導権の握りたがり方をみていて薄々気がついていたのですが、それが確信に変わったのは結婚直後、みきさんちの親戚が集合した新年会の席。誰に頼まれた訳でもないのにビンゴ大会の司会進行を嬉々としてすすめていたのを見たときです(ついでに言えば親戚で集まってビンゴ大会というのも少々カルチャーショックではありました)。 そうとわかれば、それに対応した態度をとればよいわけで、旅行でも買い物でも何をするにしても、とりあえずみきさんに思う存分仕切っていただくことにしています。仕切り屋のみきさんは、一方では並みはずれた優柔不断でもあるので、物事を最終決断するときに僕の出番がくるという訳です。ラクチンです。でもいいのです。こうゆう役割分担で今日までの平穏な家族生活を営んできたのですから。 * * * さて、唐突に話題が変わります。
以前から絵本やおもちゃで見て好きなキャラクターのひとつではあったものの、つい最近まではウルトラマンに夢中だったひなさんでした。しかし、生まれたときにお祝いでもらったプラレールトーマスを春ごろに解禁したのと、インターネットでファンサイトめぐりをはじめたのをきっかけに、次第に登場人物の名前を楽しそうに口にするようになっていきました。 そんなひなさんの様子を見てもテレビやビデオを見せなかった僕たち。だってウルトラマンシリーズだったら自分自身も子どものころ見てたから話題を共有できるけど、機関車の仲間たちっていつの間にか山のようにキャラクターが増えてるみたいで、これを一から覚えるのは大変そうなんだもの。これ以上のめり込まれてたまるか。 * * * そんな親の願いも空しく、今年の夏のはじめにレンタル一本100円セールに魅かれて近所のレンタルビデオ屋さんにひなさんを連れて行ったら、やはり見つかってしまった棚にズラリとならぶトーマスのビデオの数々。にわかに色めきたつひなさん。ここで猛烈な勢いでせがまれて仕方なく借りたビデオで、ようやくトーマスの動く映像があることを知られてしまったことが決定打となってしまったのです。 それからというもの、プレゼントしてもらったおもちゃだけでなく、おかしのおまけ、ガチャガチャなど、次第に増殖しつつある我が家の顔面機関車人たち。最近のひなさんはこれらを並べて何やらセリフをしゃべりながらお人形さんごっこのように一人遊びをするのが楽しみのようです。どれどれ、どんな事を言っているのか耳を澄まして聞いてみましょう。
他にやりたい役はなかったのでしょうか? まあ、仕切り屋に生まれてしまったものは仕方がありませんが、優柔不断の方は受け継いでいませんように。でもなあ、ひなさんの容姿や性格を見ていていつも思うけど、みきさんの遺伝子は強いからなあ。 * * * ちなみに「大きくなったら何になる?」と尋ねると、 |
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