9月26日の日記 「夏いまさら」

気がつけばもう10月。
暑くて台風がいっぱい来た今年の夏も、知らぬ間に遠くへ去ってしまっていたようです。その間これまで日記で紹介してきたような、花博見物やカブトムシ採りばかりをしていた訳ではなく、実は今年もけっこういろいろな場所に家族で遊びに行っていたひなさん。

そこで今回は日々の忙しさに追われて日記で紹介することができなかった今年の夏の思い出を駆け足で振り返ってみましょう。

■    ■    ■

 

7月○日

おばあちゃんと一緒に、
風船つりに初挑戦のひなさん。
絶対自分の意思で動いてないという
証拠写真。


【解説】
かいとくんのママの実家近くで開かれるローカルなお祭り。通行止めにした国道にからくり人形の山車が出て、その周りを地元住民が音頭を踊りながら練り歩くのだ。開始早々、今年は大雨が降り出し、いろいろなものが台無しになっていました。

7月★日

博物館のアートギャラリーへ。
天性の芸術家魂が刺激されたのか、
前衛パフォーマンスを演じる2歳児。


【解説】
岐阜県の陶器屋さんが運営する、その名のとおり子ども向けの陶磁器博物館。何十年分のアニメやテレビ番組のキャラクターお茶碗コレクションや、ブルーナや五味太郎先生の絵本原画が展示してあります。

7月$日

夏祭りその2
今日はボールつりに挑戦したものの
成果は非常にお粗末だった模様。


【解説】
近くのハウジングセンターの夏祭りイベントにみきさん、ひなさんが出動。花火や大道芸や屋台の美味しいものを存分に楽しんだそうです。僕は仕事でしたので行ってませんけど。

7月$日

仮装コンテストに出場した
愛ちゃんのお友だちと記念撮影。
クールな愛ちゃんの周りには
なぜかお調子者だらけ。
旦那といい、姉といい、
甥といい…。


【解説】
わが町の新名物、半裸や仮装の男女が泥だらけになって踊り狂うという謎のお祭り。泥男に近寄られたひなさんが恐ろしさのあまり号泣してしまったという事実はお願いだから内緒にしておいてください。

8月#日

こう見えてひなさんも男子だから
車に興味があるだろうと、
自動車博物館に連れてきたのに、
居並ぶ名車には目もくれず、
模型のおもちゃコーナーに釘付け。
やはり、まだ子どもだ。


【解説】
世界のトヨタが総力をあげて設立したトヨタ自動車博物館へ。トヨタ車だけでなく自動車の歴史に名を残す世界中の名車が並ぶ、マニア垂涎のミュージアムです。もっともわが家には車マニアは一人もいませんが。

8月♪日

花火大会にでかけた。
苦労してよい場所を確保した。
花火が始まった。
ひなさん熟睡した。
まあ、そんなもんだ。


【解説】
おととしも出かけた近所の花火大会に、みきさんとひなさんが出動。僕はまた仕事。おや、今年はナイアガラみたいな花火も出たんだね。別に花火には思い入れがないんで別にいいんですけど。

8月△日

目の前にある緑のトマトは
いつも食べてる赤いトマトと
同じものだとは気づいていまい。
知ってたらいきなりかじりつくに
1000円賭けます。


【解説】
ゴールデンウイークに続いてみきさんのルーツ信州へ。ひげおじさん一家と一緒に。僕はまたまた仕事だったけどな。今回は天気もよく存分に自然豊かな信州を満喫したのだそうだ。いいな。

8月♭日

巨大カブトムシと綱引き
ひなさん、全力を尽くしましたが
やはり昆虫の王様には
歯が立ちませんでした。


【解説】
愛知県の小学生の遠足の定番、名古屋市立科学館へ。今、中部経済が元気なのはここで学習した子どもが成長して優秀なものづくりの担い手になっているからだ。多分。 この夏は昨今の虫ブームにあやかって昆虫展がやってました。巨大カブトムシはそのアトラクションのひとつ。

8月▼日

ひなさんを広い野原に放つと
どこまでも走り続けます。
元気なのはいいけれど、
追いかける方の身にもなりやがれと
つい思ってしまう真夏の昼下がり。


【解説】
となり街の植物園へ。広い芝生広場に珍しい植物のある温室、動物ふれあいコーナーもあります。この日はとても暑かったので買い与えたソフトクリームをひなさんが地面落としました。幼児のいる家族連れには定番のシーンです。

9月?日

巣箱をかけておいたら、
小動物が住み着いていました。
そぉ〜っと観察していたら、
こっそり顔を出してくれたよ。


【解説】
少し足を伸ばして岡崎市にある、世界子ども美術博物館の企画展、「ダンボールアートの世界」へ。ダンボール製の遊具で遊んだあと、クラフトにも挑戦しました。広場の遊具もアーティスティックでひなさんかなりお気に入りの様子でした。

■    ■    ■

こうして今年の夏を振り返ってみるとお出かけ先を、1〜2の例外を除いて大きく二つの種類に分類することができそうです。その一つは花火や盆踊りなどのカーニバル系、もう一つは博物かんや美術館などの、ミュージアム系です。

両極端なこの二つの分類。実はミュージアム系は概ね僕の企画。カーニバル系は100%みきさんの提案によるものなのです。

基本的に出不精な僕たちですが、みきさんにとっては花火や夏祭りや盆踊りは特別のようで、遠くに提灯の明かりを見つけたり、祭囃子の音を聞いたりするとじっとしていられなくなり、思わずわらわらと集まって行ってしまうのです。どうやら夏祭りになるとどこからか沸いてくるヤンキーの兄ちゃんたちと同じような習性を持っているようです。

しかし、こうなるとミュージアムカーニバル、正反対のお出かけ嗜好を持つ両親から生まれてきたひなさんが、どちらのお出かけを好むようになるのか、今後のレジャー計画を立てる上でも非常に気になるところです。今のところはどんなところへ連れて行っても大喜びしてくれますから、正直どちらの系列なのかはよくわかりません。

でも、普段家で一人で遊んでいる様子を見ても何かしら振り付け付きの曲を歌い踊っているひなさんのこと、どうやら非常に高い確率でカーニバル系であると推定せざるを得ません。

て、事は来年以降の夏のレジャーは、猛暑の中わざわざ人ごみの中に向かっていくことになるのか。

いやだなあ。

なぜだかひどく憂鬱な気持ちになるのは、センチメンタルな秋が本番を迎えようとしているからでしょうか。あぁ。

 

          

 

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