7月4日の日記「ぼくこども東へ」その3

東京旅行2日目は予定通り世界的に有名なネズミの国へ出かけました。

ネズミの国といえば日本で一番人気があるテーマパークです。この日記を読んでいる方の中にも、この夏にお子さんを連れて出かけてみようと計画している方もいらっしゃることでしょう。

そこで、今回の日記では2日目のレポートとともに、今回のネズミの国探訪の中で僕たちが感じた、小さなお子さんたちとネズミの国で楽しい思い出を作るためのチェックポイントを特別にお教えします。

前々回にも書いたとおり、ネズミの国にはこれまであまりよい思い出がない僕たちでしたが、今回は果たしてどうなったのでしょうか。

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10:00 ホテルを出発 僕たちの泊まったホテルからの直通のシャトルバスに乗ってネズミ国へ出発です。

チェックポイント1 出発時間はお早めに!
ホテルからはほぼ1時間おきにシャトルバスが出ています。だからと言って、余裕こいて出発時間を遅くするとバスの中は自分たちたけという事態になり、「ひょっとして出遅れた? ファストパスも間に合わない?」 と、心細い思いをすることになります。どうせ余裕を持つならホテルではなくて現地で!
10:45 現地着 到着と同時にひなさんをみきさんに任せて今回の一番のお目当てのアトラクション「クマさんのハチミツ狩り」のファストパス獲得に走りました。ちょうどその時間はネズミの国オールスターズがゲート付近に出てきていたので、みきさんはひなさんとネズミキャラたちとのツーショット写真を撮ろうとカメラを構えたのですが・・・。

チェックポイント2 ツーショット写真は度胸を決めて!
誰もが知っている人気キャラクターには、ツーショット撮影を求めてたくさんの人が群がっています。遠くから眺めているだけではいつまでもチャンスが巡ってきません。度胸を決めてアタックしないと、結局マイナーキャラとの撮影でお茶を濁す羽目になりますよ。
11:00 行列 「ハチミツ狩り」は13:30〜のパスをゲット。いい感じ。みきさんたちと再合流してその足で「宇宙玩具のビーム戦争」へ。最新アトラクションだけあって1時間待ちの長い行列ができていました。光線銃で敵を撃ちまくるという内容はひなさんのお気に召したようで、上々のアトラクションデビューとなりました。

チェックポイント3 その世界に浸りきろう!
長時間の行列は小さな子どもにはつらいもの。だからといって退屈で暴れたり叫んだりする子どもに、「ウルトラマン」の人形を母親が与えるのは考え物。なんかこう、雰囲気が台無しです。あと、終わった後に「ナムコワンダーエッグに似たようなのがあったよ」などと口走るのもぜひやめてほしいものです。せっかくの最新アトラクションなのですから。
12:00 世界はひとつ ハチミツ狩りまではまだ少し時間があったので、比較的行列の短いアトラクションを巡る僕たち。「2歳児には『小さな世界』だろう」と主張する僕に対して、あまり興味のなさそうなみきさん。いいの! 行くの! ほら、ひなさんも喜んでいるじゃないか。その次は「木の人形の冒険」 うむ、なかなかいい感じの緩さだ。ちなみに僕は絶叫マシーン系が苦手気味なので、なんとかマウンテンたちには全く関心がありません。いいなあ緩いアトラクション。

チェックポイント4 クスリは不幸のはじまりです
実は病み上がりだったひなさん、朝方薬を飲んだこともあって眠たそうです。行列でウトウトしかけたかと思うと、アトラクションで目を覚ますというのを繰り返しているウチにどんどん不機嫌になってきました。ついには自分の足で歩くことを完全に拒否。園内は抱っこで移動という羽目に。正午過ぎには雨も降ってきました。苦難のリゾートのはじまりです。
13:30 ハチミツ狩り 「木の人形」の次に「ねずみレビュー」を見た後、本日のメインイベントの「ハチミツ狩り」です。雨は次第に強くなり、いよいよ眠くなってきたひなさんはかなり不機嫌。でも、もう大丈夫! ハチミツ狩り終わったら存分に眠ってくれ。パスもってるからすぐに始まるよ。

が、それが甘かった(ハチミツだけにね)普通、予約券持ってたら待たずに乗れると思うじゃないですか。入場してから館内で30分近く待つなんて、ネズミの国初心者の僕たちには予想のできない事でした。アトラクションは期待通り楽しかったけど、旅の思い出としてはぐずる幼児のご機嫌取りに疲れた待ち時間の記憶が残ってゆくことになるでしょう。
チェックポイント5 ファストパスを過信するな (←これって常識?)
14:00 昼飯   そして眠る幼児 。
チェックポイント6 お昼ごはんも計画的に
その隙にとりあえず昼飯を食べることに。しかしレストランはどこも行列。降り続く雨。「ここはどうだ?」 「それは食べたくない」 ガイドを見ながら食事場所を探す会話が次第にギスギスしてきます。大体、雨の平日にこんなに人が集まっているという状況が異常なんだ! と八つ当たり。結局「ボイラールームライツ」(ムリヤリ日本語にするのが面倒なのでそのまま)で西洋丼を食べました。あまり憶えてないけど、たぶん美味しかったのだと思います。
15:00 パレード ネズミの国の呼び物のひとつである豪華絢爛なパレードには昼の部と夜の部の電飾行進があります。実はパレード好きだったみきさんは両方楽しみにしていたのですが、病み上がりのひなさんに配慮して帰りのバスを早い時間に予約したため夜の部は出発前に断念。で、昼のパレードなんですけど雨のため中止となりましたとさ
あはははは。・・・はぁ。
チェックポイント7 雨はもうコリゴリだよぉ
15:10 世界市場 目を覚ましたひなさんにご飯代わりのドーナッツを与えたあと、お土産を買いに「世界市場」へ。そこではまた、ネズミの国のキャラクターたちが登場していて写真撮影を求める人たちが輪をなしていました。よし、ひなさん!今度こそ有名キャラと写真を撮るぞ!

 ←結果、少なくとも僕が知らない人とツーショット
チェックポイント8 だからツーショット写真は度胸を決めろってば!
16:00 再開
さて、すっかり目が覚めたひなさん。帰りのバスの時間まであと数時間。アトラクション巡りのラストスパートをかけようじゃないか。再開後まず最初に選んだのは「中米の海賊船」 
「ひなさんが怖がるんじゃないの?」ってみきさんが心配してるけど、大丈夫! もう2歳なんだし。
しかし、東山動物園のふしぎの館で号泣した人だったひなさん。終了後にはもう半泣きです。その後は、「ジャングル遊覧船」作り物の象に怖がり、ならば電車好きのひなさんだからと「西部鉄道」に乗せると後半の恐竜で再び半泣きと、もう散々です。できたね、トラウマ。
チェックポイント9 2歳児にアドベンチャーはまだ早いよ
17:30 ご機嫌とり
せっかくのネズミの国でしょんぼりしているひなさん(誰のせいだ)。少しでも元気になってもらおうと、さっき喜んでくれた「小さな世界」に誘ってみたのですが拒否。トラウマの根は相当深いようです(だから誰のせいだ)。そこで遊園地にはつきもののコーヒーカップに乗せてあげたらようやくご機嫌が直ってきました。よかった、よかった。
チェックポイント10 2歳児にはコーヒーカップで十分!
                       (・・・じゃあネズミの国じゃなくていいじゃん)
18:00 チャレンジ
ところで、ネズミの国は本当にひさしぶりの僕には、最後にどうしても行きたいアトラクションがありました。その名も「幽霊マンション」 でも機嫌を直したとはいえ、今のひなさんの状態ではどうだろう。
「ひなさん、幽霊行く?」 と、みきさんのひねりのない誘いに、
「イヤダ!」と強く拒絶のひなさん(当たり前だ)。
「じゃあ、ひなさんマンション行こうか?」
と僕。
「まんしょん?」 
「面白いよ〜マンション。マンションへGO! 
ゴー!
思わずつられるひなさん。
「マーンション♪ マーンション♪」
 二人で手をつないで歌いながら「幽霊マンション」へ。10分後、マンションから出てきた僕たちは再び「コーヒーカップ」へ直行しました。その後「回転木馬」にも乗りました。もちろん、再びひなさんのご機嫌をとるためです。ひなさんゴメンね。
チェックポイント11 子どもにウソをついてはいけないよ



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回転木馬に乗ったところで、シャトルバスの時間が近づいてきていたこともあり、僕たちは「ネズミの国」を後にすることにしました。ひなさんはそれなりに楽しんでくれたようですが(たぶん)、残念ながら、病み上がり、雨、眠気、怖いアトラクションとよくない条件が重なってしまった今回の初インパでした(怖いアトラクションは人災だが)

やっぱり、ネズミの国とは相性が悪いのかなあ。

でも、ひなさんがもう少し大きくなったらまたインパに挑戦してみよう。そうだ、今度は「ネズミの海」がいい。「ネズミの国」に比べてそれほど混み合っていないって噂だし。でも、出不精な僕たちに再びその日が来るのがいつになるのでしょうか。

いずれにしても、今回の僕たちの体験がこれから2歳児をネズミの国に連れて行こうと計画しているお父さん、お母さんたちに少しでも参考にしていただければ幸いです。


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《追記》
ホテルに帰るとバタンキュー(死語)で熟睡モードのひなさん。仕方ないよな、朝から晩まで初めてのネズミの国で楽しく(?)遊んだもんな。


おかげで、この日の晩ごはんもコンビニ食ですませることになってしまいましたとさ。

チェックポイント12 幼児はすぐに寝ちまうことを計算に入れて食事の計画を立てよう!

 

          

 

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