4月11日の日記「桜の花の満開の下」

春、晴れた空。娘ふたりと孫たちを連れ立って出かけた公園。

 

満開の桜の下で無邪気に遊びまわる幼い孫たち。
のどかで、そしてこの上ない幸福な光景に、
ちょっぴり浮かれていたのでしょうか?
思わず昔覚えた歌を口ずさんでしまいました。

 

「さぁくら〜♪ さぁくら〜♪ 

 チューリップの花が〜♪ ・・・

 あれ? 変だな。 歌がわからなくなっちゃった」

 

そんなお義母さんの天然ぶりに、みきさんとの固い血の絆を実感する光のどけき春の一日。僕たちは近所にある陶磁器の窯元さんたちが開く「窯めぐり」というイベントに出かけていたのでした。

 
窯めぐり

僕たちの住むまちにはやきものをつくる工場がたくさんあるのですが、この日は特別に開放された陶房で、買い物や陶芸体験を楽しんだり、お茶やお菓子、団子やところてんなど、窯元さんごとに趣向を凝らしたおもてなしを受けたりすることができるのです。

ということで、窯めぐりにGOだ! 
どこへ行ってもまわりは割れ物だらけだ!
二人の幼児がおとなしくしていられるのか心配だぞ!

 

《窯めぐり1件目》
最初に立ち寄ったのは普段から仲良くしてもらっている窯元さん。好みのデザインの製品が多くて、ウチで使っている食器の多くはここで作られたものです。今回はお義母さんがひなさんと、航ちゃんのために陶器のこいのぼりをプレゼントしてくれました。


こいのぼり

最近、近所に立ち並びはじめたこいのぼりを、羨ましそうにながめているひなさん。このプレゼントに大喜びです。よかったね。ここでのおもてなしは釜飯とみたらし。お昼ごはんとしておいしくいただきました。

《窯めぐり2件目》
2件目はこんもりとした森の中にある趣ある古い工房です。登り窯や屋外オブジェなど絵になるポイントがたくさんあるせいか、新聞記者らしき人やテレビカメラもいます。
おやおや? そのテレビカメラがやきものに親しむ無邪気な幼児というあざとい画像を収録していますよ。


あざとい画像収録中

ここでのおもてなしは、自家製ピザ。でも1件目の窯元さんの釜飯とみたらしでお腹もふくれていた事だし、何より僕がピザが苦手なのでパスです。

《窯めぐり3件目》
ここも知り合い。というか中学のときの同級生が跡を継いでいる工房です。おもてなしのところ天をいただいた後、みきさんたちは工房の見学、僕は同級生と積もる話に花を咲かせていたら、あれ? ひなさんがいない! 

あわててみんなで探し回ったところ、ひとり工房を抜け出して周りに広がる田んぼの中をさまよい歩く幼児の姿をすぐに見つけることができました。


さまよう幼児

工場のまわりには、名古屋市の近郊とは思えないのどかな風景が広がっていて、遠くに駆け出したくなるひなさんの気持ちも分からないでもありません。

しかし、いつまでも自由にさせておく訳にもいかないので、帰っておいでとひなさんを呼んでみましたが、チラリと振り向くだけ。仕方がないので見せつけるように航ちゃんを抱っこしてみたところ、鬼のような嫉妬の表情を浮かべて走って帰ってきました。簡単なヤツめ。それにしても、ひなさんったらいつになったら航ちゃんに優しくできるのでしょうか。

そんな事をしているうちに日も傾きはじめたことだし、家に帰ることにしました。今回訪ねたのは3件だけでしたが、このイベントにはまだたくさんの窯元さんが参加しています。また来年のこの機会にはみんなでお出かけしたいものです。

 

 

 

 

 

さて、そんなことよりテレビ、テレビ!
カメラが狙っていたあざとい画像はどうなったのでしょうか? ビデオをセッティングして放送を待ちます。あっ! 窯めぐりのニュースが始まった!

いきなり画面を横切る親子連れ。でもウチのじゃない。さすがあいさん&航ちゃん、いつの間にかそつなく放送映像に収まっているじゃないか。これでウチの親子の映像がカットされていたら、それはそれで面白いのだが、などと思っていたら見覚えのある風景。


見覚えのある風景

 


見覚えのある幼児(どアップ)

 


(おまけ)見覚えのある親子

 

という事で、ついにテレビデビューを果たしてしまったひなさん、その大いなる野望の実現に向けた記念すべき第一歩を踏み出したのです。とは言っても放送したのは、地元の小さなケーブルテレビ局ですから、それは実に小さな一歩であると言わざるを得ません。

 

 

          

 

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