3月14日の日記「煮え切らない僕たち」

去年の暮れに車が故障して、新車への買い換えの必要を痛感してから早いものでもう2か月以上経ちます。しかし、まだウチの車は前のまま。

これというもの、僕もみきさんも車のことがさっぱりわからない(興味がない)という大問題のせいです。何件もの車屋さんを巡り、何台もの車を見て試乗して、見積もりも取っても今ひとつピンと来るものがないのです。そもそも今回の購入動機は、「今の車が壊れそうだから仕方なく」という消極的なもの。「この車が欲しい!」という前向きさがなければ、このような大きな買い物をする決断をすることができないのも仕方がないことでしょう(そうか?)。

しかし、そうこうしている間にも車の中から聞こえる異常な金属音は日に日に大きくなっていくわ、どういう訳か車内の壁紙が次々に剥がれだすわで、嫌が応にも限界の時がヒタヒタと近づいているのを感じます。やはり急がねばなるまい。


壁紙がペローン

振り返ってみると、僕が初めて買った車はスプリンタートレノという車でした。この時はリトラクタブルのヘッドライトが何となくカッコよかったというのが購入動機だったのですが、どうもこの車、峠の走り屋御用達のモデルだったみたいで、トレノに乗っていると男子のみなさんに言うと、「ハチロク? ハチヨン?」と色めきたって専門用語で質問してくるので大変困ったものです。自慢じゃありませんが僕は自分の車が何CCのエンジンを積んでいるのかすら自信を持って答えることができません。さらに言うなら僕は運転するのも得意じゃありません。

で、次の車が今乗っているです。このときの車の選定テーマは周りに乗っている人がいない車。ところが、買ったとたんに回りの男子のみなさんから故障の多い車であるとの情報が続々寄せられてくるじゃないですか。「電気系統が特に弱い」「修理代が購入費用と同じだけかかった人を知っている」「ディーラーで働いている友人が修理の対応にネをあげていた」などなど。そんなに詳しいなら買う前に教えて欲しいものですが。

で、実際のところどうだったかというと、案の定、実によく壊れました。買っていきなりボルトの閉め忘れが原因でハッチバックが閉まらなかったのを皮切りに、エアコンから魚の腐ったような臭いの風が吹き出してきたこともあったし、リコールによる無料部品交換も1回あったな。パワーウインドウのスイッチを入れたら「ギョギョギョギョギョ」という形容しがたい大音響とともに、窓が半開きのままピクリとも動かなくなったのはよりにもよってみきさんとの初デート中でした。

こんなに故障の多い車だというのに、頼みのディーラーさんが日本市場から撤退してしまったときには、相当ヘコんだものです。

そんな訳で今回の車選びのテーマ、というか絶対条件は壊れない車」。世界的にも信頼性の高い日本の2つのメーカーの車から、みきさんのリクエストでスライドドアで、親戚筋の期待に応えて3列シートで、でも運転が上手ではないのでコンパクトな車種を選ぶことになったのです。

さて、何でしょう?

契約も無事に完了し、今月の末には新しい車がやって来きます。車にはあまり興味がないとはいえ、やはり新車が来ると思うとワクワクするものです.。でも、今の車に乗ろうとするたびにドライブでのお出かけが大好きなひなさんが「パパのくるま! パパの!」と無邪気にはしゃぐのを見ると少し寂しい気持ちになるのでした。

 

 

          

 

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