2月15日の日記「個性ある育児」 十人十色という言葉があるように、育児にも親子の数だけ方法がありますね。たとえ同じ環境で同じ両親から育てられてきた姉妹であっても、母親になると子どもに接する態度は随分と違ものだなあと思う今日この頃。 そんな訳で今回はみきさんとその妹あいさんのお話です。 ■ ■ ■ みきさんは何をするにも感覚的です。家事や家計もカンが頼り。ひなさんに対してもその時々の気分に合わせて笑ったり、叱ったり、歌ったり、踊ったり。おかげでひなさん自身も自分の感情を体全体で表現する子どもに育っています。 一方、育児書や雑誌などから情報をキチンと集めているあいさんの育児はとても理知的。子どもとのコミュニケーションのとり方もとても丁寧です。航ちゃんはまだしゃべることができないけれど、あいさんが教えた「ベビーサイン」を使って立派に自分の意思を伝えることができます。
それぞれの母親の性質を
=そんなエピソードのひとつ= この前の正月休みの一時期、ひなさんが意味もなくイライラしてワガママになったことがありました。朝から夜遅くまで暴れまわるひなさんに手を焼いた僕たちは、とりあえず、お気に入りのアニメや歌のビデオを見せておとなしくさせていたのですが、それを見ていたあいさんが一言。
「テレビやビデオに子守りを任せたらいけないよ」 と、育児書に書いてあった言葉を教えてくれました。なるほど! 素直にそう思った僕たちはビデオを控えて、できるだけひなさんといっしょに絵本読んだり、おもちゃで遊んだりするように心がけることにしました。 するとどうでしょう。ひなさんのワガママは影を潜め、モノにあたったりすることもなくなりました。それはなかなか劇的な効果で、みきさんちのお義母さんがほんの短い間にすっかりおとなしくなったひなさんにびっくりしたほどでした。あいさんの一言は、ひなさんとのスキンシップがいつの間にか希薄になっていたことを気づかせてくれたのです。 ありがとうあいさん! どっちがお姉さんかわからないぞ。
■ ■ ■ そんなあいさんが先日、耳寄りな育児情報を教えてくれました。 「ジャングルジムは足の裏に刺激を与えて、知能を発達させるそうだよ」 足の裏の刺激が知能にどう影響を及ぼすのか、その因果関係はわからないままオッチョコチョイの僕たちはさっそく室内用ジャングルジムの入手に成功しました。
中に入ったひなさん、登って遊ぶでもなくしばらくじっとしてると思ったら、こっそりう○ちしてました。そうだね、キミのウチだもんね。う○ちしてもいいんだよ! 実にリアルなごっこ遊びです。 ■ ■ ■ こうして、ひなさんの知能が少し高くなったのもあいさんの情報のおかげです。目指す育児の方向性の違いはあるけれど、これからもお互いに刺激を与えながらよりよい育児をしていきたいものです。 こちらから与える刺激よりも、いただく刺激の方が圧倒的に多いとは思いますが。 |
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