「ひなくん（ウルトラ）マン好き？」
「マン、すき」
「セブン好き？」
「せぶん、すき！」
「ゴモラ、好き？」
「ごもら、すき」
「ママ好き？」
「せぶん、すき！」
「パパ好き？」
「パパ、すき」
「……マン好き？」
「マン、好き！」
「ママ好き？」
「せぶん、すき！」
「パパ好き？」
「パパ、すき」

「ママは！？」

「せぶん、すき！」
　

週末に職場の同僚のお姉さんの家に、友だちの占い師が遊びに来るというので占ってもらうことにしました。本格的な中国占いで、的中率もなかなかのものだとか。みきさんとひなさんと僕の名前と生年月日、生まれた時間をメモしてお姉さんに手渡し結果を待ちました。そして週明け、ドキドキしながらお姉さんに尋ねると…。

「まずメモを見て一言、『ああ、この夫婦は奥さんが強いわ』って。
　貴方が弱いってわけじゃなくて、とにかく奥さんが強いんだって」

…そうですか。で、その他には？

「う〜ん。その後、飲んじゃったから聞いてない」

おい。
帰宅後、占いの結果をみきさんに報告すると、

「そうか！　やっぱり私は強くていいのね！」

妙な自信をつけてしまいましたとさ。ああ。

「例の占い師の友だちからメールが来たよ」
と、職場のお姉さん。家に帰ってからじっくり占ってくれたのだそうです。
で？　で？　その結果は？

「随分面白がってた。　あなた とっても波乱万丈な凄い運勢 らしいよ。
　あと、坊やもなかなか おもしろい人生 だって」

凄い運勢におもしろい人生！　具体的にはどうゆう事なんですか！？

「さあ。携帯のメールだからくわしい事はわからないよ」

だから、おい！

せめて、いい運勢なのか凶運なのかくらいは知りたいです。
波乱万丈な運勢とおもしろい人生と、強い嫁が同居するわが家の明日はどっちだ！

夕方、休日出勤から帰ると、にしやんファミリーが遊びに来ていました。
昼間にみきさんとひなさんをどこかに連れて行ってくれたみたいで、「どこへ行ったと思う？」と、わざわざみきさんが質問してくるところをみると、どうやらよほど遠くまで行ったようです。この時期に遠くというと…「スキー？」

「ううん。そり」

何だよ、当たってるじゃないか。一回で正解されて悔しいからって妙な意地を張るなよ。そうかスキーか。にしやんが久しぶりにアウトドア派の本領を発揮したね。ありがとうにしやん、お疲れ様。写真も撮ってきたんだね。どれどれ・・・。

・・・君たち、実に楽しそうだねえ。

２人が楽しい一日をすごしてくれたのならそれは何よりなのですが、自分たちにもう一人家族がいることなんてきれいさっぱり忘れているのであろう、この屈託のない笑顔をみると、ちょっぴり複雑な心境になる冬の夜なのでした。

真夜中、布団の中でみきさんがいきなり素っ頓狂な声で歌いはじめました。

よ〜ごれたパ〜ンツでぇ〜♪

涙をふ〜いて〜♪

どうしたみきさん?!　昼間に何かあったのか?!
（もちろん何もなかったのだが）

ネット友だちのはるっぺさんちに２人目のお子さん（女の子）が生まれました。ウチにはまだ次の予定はないけど、一応、兄となるひなさんの意見を聞いてみることにしました。

Ｑ：「ひなさん、弟か妹ほしい？」
Ａ：「ほしい」

ホントに？　でも、言葉の意味もわからずにお菓子か何かと間違えてるような気がするので、続いて質問。

Ｑ：「弟と妹、どっちがほしい？」
Ａ：「おとうと」

弟か。だが先に言った方を答えただけというが疑惑が残るので、順番を変えてさらに質問。

Ｑ：「じゃあ、妹と弟、どっちがほしい？」
Ａ：「おとうと！」

どうやら本気で弟が欲しそうなひなさん、さらに続けて、

Ａ：「おとうとと、あそぶの！」

なんと、弟が生まれた後の具体的なイメージまで頭の中にできあがっているようです。
それにしてもひなさん、そんな願望を抱いてるんだったら、どうしてお手軽に兄体験を味わうことができる相手である航平ちゃんをいつもいつもいじめるのかなあ？

今年のバレンタインデーの成果（身内からのもの含む）。
妻子ある男性にはこんなものでしょうかね。結婚前の全盛期には両手に持ちきれないほどのチョコレートをいただいていたものですが。その時はすべて義理チョコだったけどさ。いただいたチョコは全部自分で食べる主義なので、完食するまで随分苦労したっけ。お腹のためにもこれくらいがちょうどいいのさ。はははん。