12月13日「ひでちゃん」

今日はこのサイトの名づけ親である、スマートでおしゃれ、スタイリッシュで絵がうまいひでちゃんの結婚式でした。相手は2002年6月の日記で、ウチに謎のメールを送りつけてきたあの後輩です。

以上報告終わり。

 

 

 

 

 

まあ、そんな訳にはいかないので続けますが。

 

みきさん公認のひでちゃんファンとしては、どこの馬の骨ともわからない若造にはウチの娘はやらんと理不尽に憤るお父さん的な役割を頼まれてもいないのにずっと引き受けてきたわけで、そういう目であの日記を読みかえして見ると、露骨にヤキモチやいてるのが手に取るようにわかりますね。

その後も2人の交際を認めてはいないのですが(もちろんそんな権利はない)、ひでちゃんの口から奴の話を聞かされるたびに、星座や血液型、好きな音楽や読んでる本など次々に僕との共通点がどんどん明らかになり、「彼って、何だかお父さんと似ているの」と愛娘からグーの音も出ないような殺し文句を言われたような、やるせなさに襲われたりするわけさ。ああ、もちろん全部妄想さ。

*   *   *   *

で、ついに今年の秋のある日、ひでちゃんから結婚式の招待状を手渡されたのです。日取りは12月13日。場所は名古屋の一流ホテル。招待状のあて名は僕とみきさんと、ひなさん・・・って3人?

ひでちゃん: 「ぜひ、いっしょに来てください」

ひなさんおとなしくできないよ。いいの? あっ、ひょっとして、花嫁入場でひなさんがドレスの裾とか持ったりする役アリ?

ひでちゃん: 「ないです」

披露宴のお色直しは1回? キャンドルサービスは?

ひでちゃん: 「しません。当然、キャンドルの芯を濡らして火を付けにくくするという友だちのイジワルもなしです」

じゃあ、新郎の友人数人が寒い寸劇やって、そのドサクサ紛れに新郎新婦にチューさせちゃうっていうアトラクションは?

ひでちゃん: 「させませんよ」

「かあさんの唄」をバックに両親への手紙を読んだりは・・・

ひでちゃん: 「しないってば!」

 

さすがはおしゃれなひでちゃん。派手な結婚式で全国に知られる名古屋にあって、シンプルなセレモニーを目指しているようです。一方、BGMなどさり気ない部分には、こだわってみたいとのこと。くそう、どんなスタイリッシュな結婚式になるんだろう。ちょっと楽しみになってきちゃったじゃないか。

*   *   *   *

そんなわけで、招待状を受け取ってしまった以上、いいかげん素直にお祝いをせねばなるまい。もう大人なんだから。


ひなさんも生まれて初めての
晴れの席に向けて、
おしゃれな衣装を揃えました。

誕生日プレゼントの名目で
ウチの母ちゃんに買ってもらっちゃた.


*   *   *   *

そして今日、結婚式の当日を迎えたのです。招待状を受け取ったときは、まだ先のことだと思っていたのに、月日の流れは思いのほかに速いもの。くすん。さてさて、生来のお調子者に加え、「魔の二歳児」と一般にいわれる難しい年頃であるひなさんは、果たして無事に1日を過ごすことができるのでしょうか。

この続きはまた来週。ひでちゃんの花嫁姿はまだ見せてあげません。

 


そのかわりに、
さだこおばあちゃんの
喜びの表情をご覧ください。

 

 

 

続く

 

 

          

 

[PR]動画