11月2日の日記「ピカレスク」

9月生まれのかいとくん(3歳)、10月生まれのひなさん(2歳)、そして11月に1歳になる航ちゃんの誕生日を合同で祝うために、みきさんちの一族のみなさんが集まり、2台のワゴン車を連ねて三重県は長島温泉にでかけました。

中部地方以外の方には馴染みが薄いかもしれませんが、長島温泉は一流演歌歌手のステージも楽しめる大規模な温泉施設と、日本最大級の絶叫マシーンを有する遊園地を擁する一大レジャーランドです。


絶叫マシーンとにしやん

広い広い宴会場

*     *     *

合同お誕生日会とはいえ、この日の主役はやはり、初めての誕生日を迎える航ちゃんです。このところ表情もどんどん豊かになってきたし、一人で立っちができるようになったり、バイバイをおぼえたりと、見どころがいっぱいで目が離せません。


もう、みんな萌え萌えです。

 

ところが、そんなかわいらしい航ちゃんを快く思わないのがひなさんです。思えば1年前の今頃は、周りの大人たちからの寵愛を一身に受けていたひなさん。主役の座を奪われたとでも思っているのか、あからさまにヤキモチをやいているようで、航ちゃんに対して目に余る嫌がらせをするようになりました。


悪行 その1
航ちゃんが遊んでいるおもちゃを
残らず取り上げる。


悪行 その2
やっと立てるようになったばかりの
航ちゃんを突き飛ばして転がす。


悪行 その3
大人たちが航ちゃんの名を呼ぶだけで、
机を叩いて不快感を表明する。

*     *     *

救いなのは、航ちゃんがひなさんの数々の悪行に動じる様子がないことです。おもちゃを取られても転がされても、平然とひなさんに近づいていく航ちゃんには、早くも大物の風格さえ漂って見えます。


その姿は徳の高いお坊様のようです。

ひなさんが航ちゃんを受け入れて仲良くいっしょに遊びだすのが早いのか、それとも、航ちゃんに我慢の限界が来るのが早いのか・・・。2人の様子を見る限りは、後者の方が早く訪れるような気がしてなりません。

たまにしか会わない航ちゃんに、こんなにヤキモチを焼いてしまうひなさん。もし将来、弟や妹ができたら一体、どんなことになってしまうのでしょうか。

 

《追記》
その後ひなさんは、あいさんに抱っこをせがんで、航ちゃんからママを奪うというイジワルを開発しました。ひなさんの目論見どおり、さすがの航ちゃんも自分の一番安らげる場所を取り上げられて、我慢できずに号泣してしまいました。肉体的なダメージではなく、精神的に航ちゃんを追い詰めようとするなんて、ひなさんイジワルの方法がTVドラマに出てくる悪い姑のように陰湿だぞ。


 

          

 

[PR]動画