6月8日の日記「グリーン・グリーン」

6月に入ったものの梅雨に入る気配もなく、わりとよいお天気が続いています。近くの山のてっぺんにある市営のキャンプ場に、展望台が新しくできたとの話を聞きつけた僕たちは、早速3人で出かけてみることにしました。

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コンビニでおにぎりを買って車を走らせること5分、無事キャンプ場に到着。近い! なんて近いレジャーなんだろう。しかも何だか安上がりだし。しかし、キャンプ場の駐車場で車を降りた僕たちを出迎えたのは、展望台まで100mほど続く急な坂道。世の中そんなに楽なことばかりではありません。


心臓破りの坂

真夏を思わせる太陽が照りつける中、ただでさえ運動不足の僕たちのことです。今や体重10キロにまで成長したひなさんを担いで登ったら、どんな恐ろしいダメージを身体に受けるか想像もできません。ここはひとつ、ひなさんに自分自身の力で坂を上ってもらうことにしました。


坂道を登るひなさんを遠くに眺める。

抱っこをせがまれても困るので先に坂を登り、ひなさんが来るのを待っていると、意外にも軽快な足取りでついてきます。途中で振り向いて坂の下に足を踏み出したとたんに加速がついてしまい、とんでもないスピードで坂を下り始めたのをみきさんが必死の形相で救出した以外は、特に疲れる様子もなくひなさんは坂道を登り切ったのです。

どうやら、僕たちが思っているよりひなさんは成長しているようです。

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タワー

こうしてたどり着いた展望台。さすがに、ここをひなさん一人で登らせるわけにはいかないので、抱っこしててっぺんに向かいます。この展望台は使わなくなった給水塔を改造したもので、高さは地面からは25〜30mくらいでしょうか。しかし、ここは標高100mほどの山の上。これまでにない視点から見渡す自分たちの住む街のパノラマはなかなかの見応えでした。うむ、苦労した甲斐があったってもんだね。


誰だ? ひなさんにVサインを教えたのは。

まあ、ひなさんはあまりその辺りよく理解はしていないみたいで、あまり周りの風景にも興味がないようでした。仕方ないよな、まだ幼児だからな。

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今回のレジャーの目的はこれで達成したわけですが、家を出てからまだ1時間も経ってないので、芝生広場のある公園にまで足を伸ばしました。足を伸ばしたといっても車で10分くらいのこれまた近場ですけど。

 
公園では、お弁当を食べたり、広場を走り回ったり、

 
すべり台をすべったり、野良猫に威嚇されたりしました。


家に帰るとテレビでは九州から梅雨がはじまったことを伝えていました。僕たちが住む地方も今週中には確実に梅雨に入るでしょう。実にお手軽なレジャーではありましたが、気候のよいうちにひなさんに新緑を楽しませてあげることができてよかったです。


今度、お出かけできるのは
いつの事
でしょうか?
(連れてってやれよ)

 

《追記》

今回行った公園の駐車場でひなさんの写真を撮っていると、山の中腹に人間らしい形をした怪しい物体を発見しました。最初にその姿を見つけたときの驚きと恐怖は、どうやったら理解していただけるでしょうか?
恐る恐る近くまで登ってみると、それはほぼ等身大のブロンズ像、その数5〜6体。何の説明もなく、並べ方も実に無造作で、誰が何の目的でここに置いたのものなのか結局、分かりませんでした。なまじ造形がリアルなだけ、漂う薄気味悪さが増幅されます。



君は誰? どこから来たの?
一体何を叫んでいるんだい?

 

 

          

 

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