3月9日の日記「航ちゃんのお宮参り」 ひなさんの歩んできた道をなぞるように、すくすくと育っている従兄弟の航ちゃん。最近では、その端整な顔立ちにいっそう磨きがかかり、まるで徳の高いチベットの少年僧のようです。
さて、そんな航平ちゃんのお宮参りに、撮影スタッフとしてみきさん、ひなさんと3人でついていきました。一般的にお宮参りは生後30日前後に行われるようですが、ウチの地方では「百十日参り」といって、生後110日ぐらいが普通です。 ● ● ● 勤務が不規則で、いつもとても忙しいにしやん。ようやく休暇が取れたこの日は生憎の大雨でした。でも考えてみれば、結婚式も航平ちゃんが生まれた日も雨だったにしやんちのこと。きっとこれからもずっと、いつもと変わらない穏やかな毎日が続くという暗示に違いありません。うん、お義兄さんうまいこと言うね。
そういえば、ひなさんが同じ神社でお宮参りしたのも、ちょうど今頃の季節でした。ひでちゃんちの駄菓子屋さんが神社の近くだから、お参りが終わったあと挨拶に行ったんだよね。1年が経つのって早いね。
● ● ● ひでちゃんち、と言えば先週のひな祭りイベントの帰り道に、久しぶりに貞子おばあちゃんに会いに行きました。毎回、無理矢理おばあちゃんのいる店の奥まで連れて行っては、号泣というパターンを繰り返してきたひなさん。 毎度同じ失敗を重ねるわけにはいきません。そこで今回は、ひなさんに自分の意思でおばあちゃんの元まで歩いて行かせる事にしました。しかし、お店の奥に僕たちには見えない何かが見えているのか、店先に来るなり凍りつくひなさん。
1分、2分、3分・・・。 だんだん空気が気まずくなってきます。
これまでの凍結はなんだったんだ、ひなさん。 きっかけはどうあれ、おばあちゃんがひなさんをその手に抱く日がちょっぴり、近づいてきたようです。ひなさんが大きくなっちまって、おばあちゃんが抱っこするのが体力的にムリになる前にその日がやってくることを願ってやみません。 |
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