2月23日の日記「絵手紙 後編」

愛知県G市では「絵手紙大賞」というコンクールが毎年開かれています。毎回1万点以上の作品が日本中から寄せられる、まさに絵手紙の祭典です。

絵手紙の道具をそろえた3年前、うちの実家の母から「コンクールに応募してみない?」と勧められたみきさん。「えぇ? でも、はじめたばかりだし…」とか言いながら、まんざらでもなさそうに素直に応募してしまうみきさんの性格こそ、嫁と姑がうまくやっている最大の秘訣のような気がします。

そして応募したのは、結婚1年目にエジプト旅行した時の様子を描いたこちらの作品。



感動しました
悠久の時の流れを
肌で感じて


締め切り前日に「ねえ、ねえ! 『ゆうきゅう』ってどんな漢字だっけ?とか言ってたクセに、その作品が佳作に入選してしまうとは、恐るべきビギナーズラック

ちなみに参加を勧めた母ちゃんは、貫禄の佳作入選。そのときの作品はこちらなんですけど・・・



いさぎよくバトンタッチするわ
あなたなら安心よ

誰なんだ、この頭悪そうに喜んでいる嫁と婿は?

どうやら、花嫁の方はスフィンクスの前で両手を広げてはしゃぎ回っている奴と同一人物のようです。ひとつのコンクールで二つも顔が出てしまうとは、ビギナーズラックはとどまるところを知りません。

これがみきさんの実力の賜物ではなかったということは、翌年に応募した作品が佳作の下の「ほのぼの賞」にも入らなかったという事実が証明しています。しかし、3年目の今年はひなさんをモチーフに、母子の情愛をあざとく前面に打ち出してリベンジをねらうみきさんです。



お手本

応募作品

しかし、そのあざとさも実らず今年も入賞とはなりませんでした。まあ、そうそうまぐれ当たりが出てしまっては、このコンクールのレベルが問われるというもの。やはり、目標は高くあってしかるべきです。

そんな中、うちの母ちゃん今年も佳作入選です。先日、入賞作品の一般公開があり、ひなさんも連れてみんなで鑑賞にでかけました。

偉そうに作品を見て回るひなさん

 


すぐに飽きたけどね。
仕方ないよな。幼児だからな

それにしても母ちゃん。これで通算6回応募して5回目の入選。すべて佳作。一発ホームランは無いものの実に安定した成績ですな。今年の作品は東京に住んでいる娘(つまり僕の姉)に向けた絵手紙です。


付き合いはわかるけど、
亭主子供のいない間に
やることまだまだ
あるでしょう

母より


「最後に『母より』って入ってなかったらと思うとドキドキする」
と、みきさんが言っております。うん、ドキドキするね。

 

 おまけ 

去年のひなさんの誕生日に母ちゃんがくれた絵手紙。


お手本

一生分の親孝行
只今まっ最中
 

          

 

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