11月17日の日記「試練」 オシャレでスタイリッシュなひでちゃんのお家は駄菓子屋さん。 ひなくんが生まれてからは、実のひ孫のようなかわいがりよう。この夏、ひなくんは貞子おばあちゃんから何度大好物のスイカをいただいたでしょうか。
ところがひなくん、 若い頃は幼稚園の先生。その後現在に至るまで駄菓子屋さんの看板を守り続けてきた貞子おばあちゃん。彼女の人生は常に子どもたちと共にあったと言っても過言ではありません。そんなおばあちゃんの重く、切ない、嘆息が心につき刺さります。 「こんな風に子どもに泣かれたのは初めてだわ・・・」 違うんです。ひなくんは、うちの米寿のひいばあちゃんを見ても泣くのです。貞子おばあちゃんのせいじゃありません。すべての高齢の女性が苦手なだけなのです。このままではいけない。やさしい貞子おばあちゃんのためにも一日も早く弱点を克服しなければ! 獅子はわが子を千尋の谷に落とすといいます。
そう、これはショック療法。おばあさんが平気になるか、逆に深い心の傷を刻むことになるのか。これは賭けです。
こうして、ほとんどお年寄りたちとの絡みのないまま、交流会は終わりました。せっかく有給休暇とってまで連れてきたのに! それにしても、ひなくん。お年寄り平気そうじゃないの。そうか、最後にひでちゃんちに行ってからもう2か月近く経つからね。その間に成長したんだね。 ようし、今度ひでちゃんちに遊びに行くときは、思いっきり抱っこしてもらおう。
《追記》
|
||||||