８月１１日の日記「徹底検証！　そのときヒゲは・・・」

「ひげおじさん」ことにしやんは、その名のとおりヒゲが濃い。
大人になってもヒゲ剃りは３日に一度で十分で、腕や太股なども「エステ行ってるの？」ってぇくらいつるつるな僕にとって、にしやんのヒゲの濃さは恐怖を感じるほどである。

つるつる

そのにしやんと旅行に行くことになった（もちろんみきさん、あいさん、ひなくんと一緒だが）。行き先は伊勢志摩。一泊二日の日程である。思えばこれほどヒゲの濃い人と、これだけまとまった時間を一緒に過ごすことがこれまでの人生であっただろうか（あったかもしれない）。

この貴重なチャンスを生かして、にしやんのヒゲが旅行中にどれだけ生育するのか、時間を追って詳細にレポートすることにした。もちろん、ひげの成長に及ぼす心理的な影響を排除するために、にしやんにはその事実は伏せてある。

	道中の様子	そのときヒゲは･･･
１日目（11:00） 出発前
	チャイルドシートで 緊張気味のひなくん。 長旅になることは知る由もない。	旅行ということで、まんまとヒゲを そってきたにしやん。しめしめ。 それでは、観察を開始する。
１日目（正午）　 往路の車中
	あっという間に眠ってしまうひな。	早くも、うっすらとヒゲが 伸びてきたように見えるが･･･。
１日目（15:00） 相差の浜辺
	今回訪れた三重県鳥羽市相差の浜辺。天気良好。
	初めての海に恐怖するひなくん。 海デビュー失敗。 トラウマになるか。	ヒゲ消失。太陽光線の元ではヒゲは 剃りたてのように見えるようだ。 ムダ毛が気になる人よ、海へ行け。
	水着を持ってきていなかったのに我慢できずに一人、海に漬かるにしやん。 海水に溶け込んだ海草エキスがヒゲの生育にどれほどの影響を与えるのか、 貴重なデータを入手することができそうである。
１日目（18:00） 民宿で夕食
	見たこともないようなご馳走。 もちろん、まだ食べられない。	口ひげのあたりが濃くなってきたか？
１日目（22:00） 民宿　就寝前
	部屋でくつろぐひなくん。	風呂上り、さらなる生育は確認されず。
２日目（7:30） 民宿　起床
	実に基本に忠実な民宿の朝食。	睡眠中にはヒゲは伸びないのだろうか。
２日目（11:00） 伊勢神宮
	伊勢神宮であいさんの安産を祈願。	アゴと頬が全般的に色づいてきた。
２日目（14:00） おかげ横丁
	旅に疲れて眠るひなくん。	ヒゲとは関係ないが、浴衣美人に カメラを頼まれて張り切るにしやん。

そして、これが帰宅したとき（2日目18:00）のにしやんのヒゲである。

デジカメ写真では分かりにくいが、近くでよく観察すると、長さ１ミリほどのヒゲが顔の下半分をびっしりと覆い、全体に青く色づいている。しかし、それは当初予見したような劇的なヒゲの伸びとは程遠いものである。

今回の結論、「ヒゲモジャは一日にして成らず」

拍子抜けするような結果ではあるが、科学というものは幾多の事実の積み上げのもとで下される冷徹な判断の上に成り立っていくもの。「もっとモジャモジャになれば面白いのに」などという感情は、入る余地がない世界なのである。