4月21日「闘病記」

おかげさまで生まれてこの方、順調すぎるほど順調に育ってきたひなたくん。
ベビーチェアから落っこちて、頭をしたたか床に打ちつけても、たんこぶひとつできなかったものですから、ひょっとしてこのまま、何の病気もケガせずに大人になって、そのまま150歳くらいまで生きてしまうのではないかというくらい丈夫だったのですが、ついにその不敗神話にも終止符を打つときがきました。

4月16日の夜。いつもと変わらず、誰彼の区別なく必要以上に愛想をふりまき続けるひなたくん。しかし、添い寝をしたときの体温の高さに違和感を感じたみきさんが熱を測ってみると、何と38度5分を記録しているではないですか!


38度5分。

いくら赤ん坊の平熱が高いとはいえ、実に元気なひなたくん。お前、熱が出たらだるくて辛いということを、生まれたばかりで理解できてないだろう。むしろ、初めての感覚を楽しんでないか?

それでもやはり心配なので、翌日みきさんが病院に連れて行くと突発性発疹の可能性が高いとの診断。母乳による免疫が切れる時期の赤子が必ず通る道なのだそうです。
「熱が39度を超えたら投与するように」
と、座薬を託されて帰宅しました。

高熱も2日目に入るとさすがのひなくんもだるそうです。


だるそう。

朝方はいったん下がった体温も夜がふけるにつれ再び上昇しはじめました。座薬を投与したら一気に熱も下がるのでしょうが、赤ん坊のことですし「39度になったら」というお医者さんのいいつけをきちんと守ることにしました。
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 20時00分 38度3分
 21時00分 38度5分
 21時45分 38度7分
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体温はジリジリと上がり続けていきます。
そろそろ座薬の準備をした方がいいかも。
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 22時15分 38度7分
 22時40分 38度7分
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ひなくんが苦しそう。座薬? いやいや39度になるのを待とう。
ところで、検温の間隔が短くなっているのは何故?
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 23時00分 38度6分
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ここまで頑張ったんだからもう下がるなよ!

座薬一発で熱が下がる様子を

この目に見せてくれよ!

 

そんな親の願いもむなしく、その後も熱は徐々に下がり続けました。次の日の午後に突発性湿疹たるゆえんの赤い発疹が少し目の周りにできたのが全快の合図だったようで、ひなくんはすっかり元通り。座薬デビューはまたの機会ということになったのです。


結局出番なしに終わった座薬たち。

それにしても、やっぱり母親に似て丈夫だわ、この赤子。

 

<追記>
今回、闘病記ということでモノクロの写真を使い、ユニセフとか、公共広告機構の難民救済キャンペーンのような雰囲気で「かわいそうなこども」を演出しようと思ったのですが、出来上がってみたら、そんな狙い全然伝わって来ないや。大失敗。企画倒れ。

 

 

    

 

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